東京よりもおもろい人に会う確率が高いまちでゼロからの挑戦【佐藤太亮さん】

「地域にとって意味のあることが、きっかけだけだけかもしれないが作れたのかなと思えてうれしかった。」

☑プロジェクトの中で印象に残っていることについて教えてください

「最終的なゴールとしてのお披露目イベントをやった後は、涙が止まりませんでした。
お披露目イベントで(株)御祓川の関係者の太田さん(プロジェクトのサポートをして下さっていた)が、モデレートしている時に緊張された様子で。後から話を聞いたら「今までに何度もこういった場で話をしてきたけど、この場でこうやって話をしていくことが、七尾の未来に関わると思ったら、移住してきた意味をすごい実感して、急に緊張しちゃってね。」と、涙ながらにお話いただきました。その覚悟を聞き、自分たちが作ったイベントで泣いて下さり、つられました。」

―そのときはどんなお気持ちだったのですか

「やっとスタートだ、いつスタートするんだろう」という感じで今まで走っていたので、“こんな素敵な出来事に関われている“ということに感動して泣いてしまいました。
そのぐらいやっとスタートしたという嬉しさがあり、それぐらいうまくいかないこともありました。
学生だし、インターンだし、というそれ以上に本気で腹くくってやっていました。「自分が株式会社御祓川を継いでやる!」ぐらいの気持ちでした(笑)」

―並々ではない覚悟でインターンに取り組まれていたのですね!イベント当日は関係者の方も泣いてくださるなんて、すごいですね!

☑インターン先の地域(七尾市)について教えてください!どんなまちなのですか?

まずは魚がおいしい!ご飯が非常に美味しい!絶対太ると思うよ(笑)
やっていく中で気づいたことは、東京よりもおもろい人に会う確率がとても高い。

―どの辺が面白いんですか?

基本的に何かに対して、地域のものなのか人に対してなのか?何にしてなのかわからないが、なんか熱い思いを持っていると感じる。
その熱い人たちと出会える子コミュニティにいるから面白い。地域で面白いことをやってる人や多拠点で関わりがあってやってくる人もいて面白いです!」

☑どのような方々が御祓川で働かれていて、その周りの関係者はどのような方々がいらっしゃいますか?

「みんな七尾っていう土地や文化や人のことをすごい好きなのが前提にある。
基本的に、(株)御祓川にかかわってる人たちで通じ合っているものがあり、共通の価値観がある。
“祭りが好き、”交流文化が好き”という共通の価値観があるから、最終的に同じ方向に向けるのではないかと思います。」

七尾の人は“面倒見がいい、地域で頑張ろうと思っている若者を応援してくれる人”が多い。

「東京ではそんなに若いということにあまり価値がないかもしれないが、地域だと“若い”ってだけで価値。応援してくれて、おせっかいで、かまってくれます(笑)
個人的に悩んでても「元気ないね」って感じで相談にのってくれる、(株)御祓川の周りに集まっている大人たちはそんな人たちが多いです。」

―御祓川の周りの方々は面白い方や優しい方々がいらっしゃるので安心して活動できそうですね!

面白いですよ、本当に!

☑インターンを通しての気づきや学びについて教えてください。

事業をやっている人のそばで仕事して、仕事に対する覚悟を感じ取れるのは大きな学びになりました。

「(株)御祓川社長奈美さんの父である森山外志夫さんをとても尊敬しています。」

―それはなぜですか。

外志夫さんは、お祭りを存続させるために、たくさんの人が来るようにお祭りの日付をゴールデンウィークにずらしたり、女性参加も可能にしました。
すごい反対もされるが、自分がこのまちにとって、必要と思ったものを主張する覚悟、強さがかっこいいと思いました。
自分が仕事をしていくうえで参考にしたいというスタンスになり、本当に必要なこと・やるべきことはなんなのか、ブレずに主張できる強さを感じました。

これは東京のインターンではできないことで、規模が小さい組織でインターンシップをして、社長のお父さん、社長と仕事することができたからこそだと思います。」

☑たくさんあると思いますが、、能登留学のおすすめポイントを3つ教えていただけますか?

  • ご飯がおいしい♪
  • インターンだけど「暮らす」、「仕事する」ということがほぼセット
    地域の人の暮らしがわかり、現在の状況(大学・地元での生活)と別の体験ができる。
  • 自分が進んでいる道に迷いがある・価値観の揺さぶりがほしい人におすすめ

―3つ目のポイントについて気になります!能登留学はどういう方におすすめなのでしょうか?

「インターンとかある中で、能登に行く選択をする人って、“何かしら自分が進んでいる道に迷いがある、価値観の揺さぶりがほしい。”と思っているのではないでしょうか。それは期待通りあります(笑)

迷いがあるならいったほうがいい。例えば、このまま東京に就職するとか、今まで想定してた道に行こうと思ってたけど違和感を感じたとか。

“人生何でもありだな、自由に生きよう!”と思えるので違和感がある人におすすめです!」

☑能登留学に興味のあるかた、一歩踏み出したいと思っている方にむけて先輩からのメッセージをお願いいたします!!

能登留学だけじゃなくて、ちょっとでも気になるのなら一回行けばいい。と同時にいやだったら途中でやめればいいんじゃない?(笑)

それぐらいのライトさで気になっているものは片っ端から手をつけたらいい。

能登にいってみたら面白いかもしれないというのが少しでもあるなら、行ってみて、行ってみてから考えよう。
最初から自分が好きだと思うことはないかな、と思うのでやっていく中でいつの間にか熱中してるものだと思う!

―ご自身で道を切り開いている先輩からのアドバイス、大変参考になります!!

お話し聞かせていただき、ありがとうございました!

番外編・・・・・・・・・・・・・

―生活について

★能登留学はインターン期間中インターンハウスに泊まり込みで他のインターン生と共同生活を送ります。

「人と暮らすって面白い!」

プロジェクトが全然違う人と一緒に生活、食事をする。仕事じゃない話ができ、直接同じプロジェクトをやってないがゆえに本音を言いやすいちょうどいい距離感です。

―休みの日の過ごし方

金沢にイベントとか飲んだりとか、観光もしたり、能登の端の方にも行ったりとよく出かけていました。

移住者のコミュニティに参加させてもらって、そういう人たちと能登の奥の方にいってご飯を食べたりしてました!

連れ出してくれたりするので、それをきっかけに出会った人たちと勝手に会うこともしてました

インターン生を連れ出してくれたりするので、それをきっかけに出会った人たちと勝手に会うこともしてました。
人によってはこもっている人もいます(笑)

地元のお祭り「七尾祇園祭」に参加した時の一枚